20180721

140字程度の短文しか書かないかも、もといもう書けないかもしれないけれど、タイムラインや「いいね」のひとつひとつに頓着しないで済むのがやっぱり利点。ブログの話。/前回たちあげたのが、野崎有以さんの『長崎まで』について短い感想を書いたときだからおよそ2年前で、とにかく堪え性がなくてひと月も続かなかった。その前が2004年ぐらいに始めたもので、そっちは5年ほど継続。6年だったかな。どっちでもいいや。6年といえばぼくが詩に取り組みだしてからの年月に相当するわけで、よく意欲を失わなかったもんです。/恵比寿と代官山のちょうど中間地点にあった職場へとむかう道すがら、投函した作品が人生初の詩「すみつく青山」だった。これは詩集最終におさめた。その職場は馘首されてふた月も続かなかったが。/まとまった記事を今後書きたくなることがあればいいけど、第一義的には日記です。

 

ぼくがねたら、雨〈비〉にうたれるべき「犬」という隠喩〈イヌ〉

膝が震える友にあたたかな意味を、つけ加えるだろう――「男の子がいてね 道を

歩いてるんだ」豚〈pi〉の脂〈ヤニ〉にぬれた

    時給幾らの銃弾の用意〈ヤニ〉は(たらない

 おとうとと擣衣しながら)しておくこと

★〈〉内はルビ

 

啓文堂岩波現代文庫の新刊『占領の記憶 記憶の占領』を購入。モラスキー先生、続々文庫化である。あと岩波新書、金成玟の『K-POP』も。/意外に?といっちゃなまいきだし昨秋の刊行だけど、中堂けいこさんのものがさいきん読んだ詩集ではちょっとよかった。大木潤子さんの新作も、夥しい余白のおかげか達者なモノになっていて、それにしても贅沢すぎやしませんか?と貧乏人視点では釈然としないところもあるけどよかった。

 

中堂けいこ『ニューシーズンズ』(思潮社/2017年)

Ty Segall & White Fence『Joy』(2018年)

Helena Hauff『Discreet Desires』(2015年)

Animal Collective『Here Comes the Indian』(2003年)