20200314

むーちゃんに餌をやるため、いったん七時に目覚めはしたものの、そのあと十四時過ぎまで寝過ごしてしまう。疲れが思いのほか溜まっているのかもしれない。

フォーリスのフードコートで古井由吉『杳子・妻隠』を読了。通読したのはたぶん四度目のことになるが、主人公であるところの「彼」が、谷底の「杳子」にむかって歩き出す、そうなるまでの場面の推移の意想外な「あっけなさ」に、読むたびに驚いているような気がする。

夜、塩抜きした煮干しを与えたらむーちゃん吐く。煮干しの前後にカリカリも食べていたし、嘔吐の量もかなりのものだったので食べ過ぎだろう。

 

古井由吉『杳子・妻隠』(新潮文庫/1979年)

Max B『Wave Pack』(2020年)

The Police『Ghost in the Machine』(1981年)

20200313

出勤。帰りがけに新宿のタワーレコードでPorridge Radio『Every Bad』のLPを、府中の啓文堂書店講談社文芸文庫の『つげ義春日記』を買う。マクドナルドで『神秘的な時代の詩』を、根を詰めて再読しようとするもものすごく眠い。

 

吉岡実『神秘的な時代の詩』(湯川書房/1974年)

LEYA『Flood Dream』(2020年)

20180815

寝不足がたたったのか目が終始ショボついているし、なにより頭痛がひどい。通勤電車で『1968年文化論』を読了。黒ダライ児による「万博破壊共闘派」を論じた文章は読ませる。700ページ超というボリュームに尻込みしていた『肉体のアナーキズム』も読まないとなぁ。/退勤後、渋谷TSUTAYA前で待ち合わせたワカヤマ君とお茶。金井特集号のワセブンを借りる。

 

四方田犬彦+平沢剛編『1968年文化論』(毎日新聞社/2010年)

Tomberlin『At Weddings』(2018年)

Ram『RAM 7: August 1791』(2018年)

20180814

出勤。夜、マクドナルドで『夜中に台所でぼくはきみに話しかけたかった』を再読。

 

谷川俊太郎『夜中に台所でぼくはきみに話しかけたかった』(青土社/1975年)

Odetta Hartman『Old Rockhounds Never Die』(2018年)

Simon & Garfunkel『Bookends』(1968年)

20180813

出勤。夜、中本道代さんの詩集『接吻』を読む。2篇目の末尾にある「そこから先は記憶することができない」という「不審」なラインで(小学生時代を回想しているなら通常「記憶していない」と記述されるはずだ)一気にひきこまれる。/藤井晴美さんから今年2冊目!の新詩集をいただく。封筒からぬきだした瞬間『大鴉』(ポー)と見誤ったけれど、よくみると『大顎』という人を食ったような掲題。

 

中本道代『接吻』(思潮社/2018年)

Foxing『Nearer My God』(2018年)

Silver Apple『Silver Apple』(1968年)

20180812

カフェ・オレンジブーツでオムレツサンドイッチのブランチ。午後は同居人と、渋谷のヒューマントラストシネマで『2重螺旋の恋人 』を観た。/日テレ『おしゃれイズム』のゲストとして登場したIKKOには「気に入った曲を3時間リピートし続ける」という悪癖?があるそうだけれど(それがスタッフ側からの「困ったエピソード」として紹介された)、Moses Sumneyの新EP(約10分)はそれこそ3時間はリピート(18回転)し続けたくなるぐらいの傑作です。

 

フランソワ・オゾン監督『2重螺旋の恋人』(2017年)

Nicki Minaj『Queen』(2018年)

Aretha Franklin『Aretha Now』(1968年)

Marvin Gaye『In The Groove』(1968年)