20180804

誕生日。37歳になった。/同居人の運転で横須賀美術館へ。ヨコスカの海岸はカンゼンにカリフォルニアの日差しだ。めあては企画展「三沢厚彦 ANIMALS IN YOKOSUKA」だったけれど、同時に開催されていた所蔵品展「特集:中園孔二展 外縁-見てみたかった景色」がおもいのほかよく、中園の求龍堂から出たばかりの画集はおろかTシャツまでミュージアムショップで買ってしまった。というか、買ってもらった。誕生日なので。/おひるは横須賀中央駅前のカレー専門店「ベンガル」で、ジェーマンエッグポーク・カリー。軍港をサイドミラー越しに少しだけながめて帰った。永山の新古書店矢作俊彦『あ・じゃ・ぱん!』の上下単行本とInterpolの『Our Love to Admire』(Apple Musicになかったので)を購入。その後府中啓文堂では河出文庫の新刊である柴崎友香きょうのできごと、十年後』を購入。

 

Gia Margaret『There’s Always Glimmer』(2018年)

20180802

出勤。/夜、保坂和志の『ハレルヤ』を読了。あとがきによるとさいきんの保坂はBob Dylanの『Love And Theft』と『Together Through Life』をヘビロテしているらしい。これらを(ぞれぞれ2度)聴きながら『ハレルヤ』を読んだらいい塩梅に読書と聴取の時間的なお尻が揃って、すなわち206分をかけて一冊読み終えた計算になる。だからなんだという話だが。

 

保坂和志『ハレルヤ』(新潮社/2018年)

Daniel Aged『Daniel Aged』(2018年)

Bob Dylan『Together Through Life』(2009年)

20180801

出勤。/書肆子午線より菊井崇史さんの詩集『ゆきはての月日をわかつ伝書臨』『遙かなる光郷へノ黙示』届く。後者は2012年に私家で制作された詩集の復刻。前者は仰天!の350ページだ(ただ手にとったときの感触は並製だからかあんがい軽量)。こころして読もう。/思潮社のWEBサイトをみると、新刊情報として〈中本道代『接吻』〉があがっていて、期待に胸がふくらむ。このタイトルは否応なくクリムトを想起させるけれど、ロックバンドのラルク・アン・シエルをお好きだと中本さんご本人がおっしゃっていた(5年前の鮎川賞授賞式ではじめてお目にかかったときのことだ)ことを思い合わせると、ひょっとしたらアルバム『SMILE』の収録曲からとられたのかもしれない。Depeche Modeを聴きつつ読むしかないだろう。

 

butaji『告白』(2018年)

Matchess『Sacracorpa』(2018年)

Bob Dylan『Love and Theft』(2001年)

20180731

出勤。朝晩で堀江敏幸『その姿の消し方』を読む。「謎」をめぐるとされる散文がこう滞りなく読めてしまっていいんだろうか。/退勤後、紀伊國屋の西武渋谷店で円城塔の『文字渦』と保坂和志の『ハレルヤ』を買い求めた。しかし明日以降なら誕生月ボーナスポイントがついたし惜しいことをした。

 

Michael Beharie / Teddy Rankin-Parker『A Heart From Your Shadow』(2018年)

Iggy Pop『Lust For Life』(1977年)

20180730

出勤。昼休みに、坂下のあおい書店で『現代詩手帖』の最新8月号を立ち読み。野崎有以さんの連載詩の初回と岡本啓さんの吉増剛造展レポ(もっと長く書いてくれよ、ふたりともさ)、そして投稿欄。/啓文堂書店新潮文庫入りした堀江敏幸『その姿の消し方』を購入。

 

Underworld & Iggy Pop『Teatime Dub Encounters EP』(2018年)

Iggy Pop『The Idiot』(1977年)

20180729

午前中にマイク・モラスキーの『占領の記憶 記憶の占領』を読了。曽野綾子を論じたぶぶんがユニークだった。/午後はワカヤマ君、ふくじん君と笹塚でフジロッカラオケ。まいとしフジロックフェスティバルの裏で開催されている歌唱企画である。ミスチル、宇多田、globeにおいて各自いちばんに好きな曲を披露するなど。

 

マイク・モラスキー/鈴木直子訳『占領の記憶 記憶の占領』(岩波現代文庫/2006年、2018年)

Masayoshi Fujita『Book Of Life』(2018年)

Iggy & The Stooges『Raw Power』(1973年)