20180809

出勤。台風、起床時にはすでに通過。/菊井崇史さんの大冊詩集『ゆきはての月日をわかつ伝書臨』を一読。「此世の全域を渚にしてやりたい、」というラインと「ひたいの傷」のイメージからなにごとか語り起こせそうな気がするけれど、後者からはつい手塚治虫の某絆創膏まんがを連想してしまう。それに、どうして書名が七五調なんだろう?/図書館から筑摩選書の『1968』全3巻を一括借出。おなじ編者になる『1968年文化論』も。しばらく「60年代詩における美意識としての『俗悪』」(仮題)について考えていくつもりだ。それを詩人論としてアウトプットすべきか、総論(表現論)としてそうすべきか。

 

菊井崇史『ゆきはての月日をわかつ伝書臨』(書肆子午線/2018年)

Masayoshi Fujita『Book Of Life』(2018年)

Midwife『Prayer Hands』(2018年)

Matthew Dear『Black City』(2010年)